小学生の教材は紙テキストを選ぶべし!

2022年11月17日ひとりごと

我が家は子供が幼稚園に入学と同時に「塾なし先取り家庭学習」に取り組んでいます。

年少から2年間は七田式プリントで基礎を作り、長男が年長の時から通信教材Z会小学生コースの紙テキストを1年先取りで利用しています。



1度も欠かすことなく答案提出をし、テキストも全て取り組んできました。「千里の道も一歩から」とはよく言ったもので、手に取るように学力向上の効果を実感しています。

上記の通り、基本的に私は参考書は紙派です。今回はそのおすすめポイントを解説します。

紙派だけど・・タブレット教材にもメリットたくさん

えっ?紙テキストの話でしょ?と思われるかもしれませんが、アンチタブレット派というわけでもないので、まずはそのメリットからお伝えします。

近年多くの通信教材で、紙テキストコースかタブレットコースかを選択できます。また、タブレットのみで提供されているものもあります。

タブレット学習って通信教材等の公式サイトを見ていると、ほんとうに魅力的なんですよね。

私が感じたメリットを挙げると、

・自動で丸付けをしてくれる
・苦手な問題を分析してクリアできるまで問題を繰り返し出してくれる
・答案提出がWeb上でできる
・通信教材の場合、紙テキストを契約するよりも断然安い


特に価格差は大きく、その差額はZ会1年生のコースで比較すると年間で17,952円にもなります。

それでも私が紙テキストにこだわる理由

メリットがたくさんのタブレット学習ですが、私にはどうしても気になる点があります。

それがこちら。

・タブレットだと子供の苦手分野を完全に把握できない
・視力の低下が心配
・運筆訓練は幼少期に必ずすべき


細かく説明すると。

解答だけをみれば正解でも解きかたのメモを見ると根本的なことがわかってなかった・・なんてことが我が子の場合、これまでに何度もあったんですね。やっぱり過程をチェックすることは大切だと感じたんです。

また、視力はできる限り長く良い状態をキープしたい。

低学年の学習範囲(計算やひらがなカタカナ等)は大げさに言えば裏紙に自作問題でもなんとかなるんですよ。それをわざわざ画面越しで学ぶ必要性が私には全くわからないんです。

そしてタブレットで絶対に学べないこと。それが運筆力です。

運筆力とは鉛筆を自由自在に動かす際に必要な力のことを言います。鉛筆の持ちかたや書きかたを練習することで、徐々にちょうどよい筆圧を身につけます。

要するに紙に書いて書いて書きまくって筆圧を習得せよ!というもの。

これは私が中学受験で模試という時間との勝負を散々してきたからこそ分かるのですが、筆圧ひとつで1問当たりの所要時間は本当に変わります。

薄すぎれば解答判別不能で×になりえるし、濃すぎると1文字あたりのロスタイムが人よりも増えます。

これだけはタブレット学習が永遠に超えることのできない壁なのです。

時代の流れに寄り添うことも必要

紙テキスト派とはいえ、時代の流れに抗えないこともまた事実。

我が家が先取り学習で利用しているZ会ですが、中学生の学習で取り組みたいと検討している中高一貫コースはタブレットのみでの提供になります。

Z会の中高一貫コースはオープンカリキュラム(中学の範囲を全公開)を採用しており、どの単元から取り組むことも可能。とても魅力的かつ、このコースが紙ベースで取り組むことができないのは当然です。

現在1学年先取りをしているので、このままいくと長男が小6のタイミングでこのタブレット学習を契約することになります。(その時の本人の学力にもよりますが)

やはり抵抗感はありますが、このありがたい学習法が成立するのはやはりタブレット教材の発展のおかげと思いますし、迷わず選択すべきだと考えています。

※ちなみに今年度からタブレット教材スマイルゼミでも小学生版オープンカリキュラムが採用されました。今後どんどん一般的になっていく学習法だと思います。

まとめ

結論から言うと、「紙テキスト学習」は小学生いっぱい可能な限り取り組みたいもので、適時「タブレット教材」に移行することは問題ないと思っています。

また、ゲーム感覚で勉強に取り組むことでやる気に繋がるタイプのお子様でしたら、早くからタブレット教材を利用するのもひとつの手だと思います。

ただしその際は1日当たりの使用時間をしっかり決め、やはりサポート教材も取り入れるべきです。

サポート教材は奨学社のハイレベや最レベといった、時間とメモをたくさん使う骨のある問題がおすすめです。


とはいえ紙テキストを使うだけで運筆力と知識が同時に向上するなんてこれ以上の一石二鳥はありません。

ぜひ1問でも多く鉛筆を使用して問題を解いてみてくださいね。