中学生で英検2級取得を目指す理由

長男が小1の3学期にオンライン英会話を開始し、同時におうち英語学習が始まりました。実はなんとなく始めたわけではありません。明確な目標を持って取り組んでいます。それは・・・
高校受験までに英検2級を取得すること
厳密にいうと小学生の間に準2級、中学生の間に2級を目指しています。
私が学生の頃はとりあえず中学の間に英検3級取ってたらOK!という感じで、それ以上の級を取得するなんて考えてもいませんでした。準2級以上は留学経験ある子や帰国子女の子が受験していたくらい。雲の上の資格のイメージだったんです。
ちなみに私の通っていた中学高校はカトリックであったためか、非常に英語教育に力を入れていた学校でした。そんな学校でさえ当時はそんな認識なのです。
でも現代の急速なグローバル化を図る現代の日本において、そんな考えでは通用しなくなりつつあります。
今回は英検取得を目指すことで得られるメリットをご紹介します。
メリット1:取得を目指すことで先取りになる

まず英検各級(5級から2級まで)の目安を見てみましょう。
級 | 推奨目安 | 出題目安 |
---|---|---|
5級 | 中学初級程度 | 英語を習い始めた方の最初の目標。 |
4級 | 中学中級程度 | 基礎的でかつ実用的な内容が出題される。 |
3級 | 中学卒業程度 | 使える英語の登竜門であり、高校入試レベル。 |
準2級 | 高校中級程度 | 大学入試に役立つレベル。 |
2級 | 高校卒業程度 | 日常英語が問題なく理解できるレベル。 |
こうしてみると準2級まではまだ学生のうちに習う範囲なんだと気づかされます。実はそこまで敷居は高くないのかも。
また、2020年の新学習指導要領により小学3年生からの英語教育が必修となりましたので、受験推奨目安も今後は変わってくると思われます。今後はおそらく4級までの範囲は小学生の範囲になってくるのではないでしょうか。
まだ手探りながらも、確実に英語学習は前倒しになりつつあるわけです。
小3でやっと日本語を使いこなせるようになったと思ったら外国語が飛び込んでくるんですよ。しかも週に数回の授業でなにが得られるんだろう?というのが正直なところ。
習って忘れて、いつの間にか英語が嫌いになって終わりじゃないでしょうか。
この教育方針に疑問しかないものの、実施されているからには順応するしかないわけで。そうなると該当学年よりも早く英語教育を開始し英検取得を目指す。それは自ずと先取り学習をしていることになり、子供にとって安心感と自信に繋がると考えるのが自然な流れだと思うんです。
メリット2:高校受験に有利

我が家は現在大阪府に在住しています。実は大阪府内の高校受験では英検2級を持っていれば80%、準1級で100%の得点を保障してもらえる制度があるのです。
なお大阪の公立高校受験について補足しておくと、国数英の学力問題はA (基礎的問題)・B (標準的問題)・C (発展的問題)の3種類が作成されており、難関校はC問題となります。
C問題の英語は特に難しいと有名で、受験者平均点が5割を切ることもしばしば。そんな状況で8割が保証されているのは大きな強みになります。
そしてこの制度はどんどん私立高校やその他の地域でも採用されつつあること。準1級は時間的に厳しくても、高校範囲の2級であれば中学校のうちに十分取得のチャンスがあること。
こんな事実を知ってしまえば英検取得を目指さない選択肢はありませんよね。実際、英検制度を利用した受験生は年々増加傾向にあります。今後はさらに大学受験でも有利になるところが増えていくと考えます。
(中学受験でも多くの学校で採用予定だそうですが、個人的にはやめてあげて・・・というのが本音。勉強量増えすぎて体壊すわ。)
メリット3:将来履歴書に書ける

就職活動時に履歴書に書いて意味があるといわれているのが英検2級以上だそうです。そして英検には有効期限がありませんので、仮に2級を小学生の時に取ったとしても履歴書に記載できるのです。(企業側で〇年以内に取得分と条件があれば別ですが)
高校受験にも役立つ上に就職までサポートしてくれるなんて・・・英検すごい。
長男の進歩状況(開始から10ヵ月)
我が家の英語学習についてはメインコンテンツでもあり、至る所で記述しているのでざっくりとご紹介しますね。
・オンライン英会話(QQキッズ)→週6
・Duolingoアプリ→毎日
・ある男が授業をしてみた(YouTube)視聴→週2程度
その他にも海外絵本に触れる機会は多く作っているつもりですが、ムラがあるので今回は記載してません。
上記の中でオンライン英会話を軸に進め、サポート教材としてアプリやYouTubeを使用しています。
英語学習の正解はわかりませんが、最近英検5級の過去問をしたところほぼ満点だった様子を見る限り、今のところは順調だと感じています。
長男は現在QQキッズのスマートキッズという教材を受講中なのですが、最後までクリアした際の実力は英検準2級に相当するとか。今のペースでカリキュラムを進めていけば5年生までには終わるかな?といった進度。
またQQキッズは英検に力を入れていることもあって、対策授業も充実しています。受験の際にはレッスンをしてみようと考えています。(小3で実際の試験を受ける予定です)

まとめ
習い事や資格に関しては基本的に本人の意思を尊重する派ですが、英語教育だけはがっつり親主導で進めていくべきだと思います。
子供に英語の有用性なんてわかりませんからね。
もしかすると今後英検に置き換わる資格試験が誕生するかもしれません。また、高校受験の制度も大きく変わる可能性も大いにあります。でも英語の文法が変わることはありません。
条件に惑わされずに基礎をしっかりと身につけていれば気負わずに対応できるはず。本当なら海外留学をさせてあげられたらそれが一番だけど、我が家の経済状況的に無理なものは仕方ない。あるものを最大限に使って子供にとって最善を提示してあげれたらと思います。
英検については今後も勉強法や受験の様子までお伝えできたらと考えていますので、良かったら覗いてみてくださいね。